鈴木雄介ブログ
2009年6月7日
皐月晴れ
夏草の香りさえ古里とは斯く違うものかし都草
過ぎ去りし調度の跡は残りけり思い出の中で待ち居る季節と
一時も変わる事なく受け給う皐月晴れの空を仰ぐ目は青
午あとを過ごしてしまえばもう戻らずに梅雨の夕暮れ
我先に急ぐ目あても儚くは消えてしまうや虹時雨
東びと労うのはいとまなく造り替えらる戸ごとの雀のお宿かとぞ
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