2026年4月30日

星のシンジツ

もしこの星にどんな嘘も落ちていないとして
君の存在はある種の作りごとの上にあった

闇芸人が万物をあしき色に変えていく
そのうちにあって君すら融けて跡形もない
あの下劣なたぬきどもの操るうさぎの群れ

もし宇宙に嘘のない時空があれば
君の魂はすでにあのたぬき帝国にはないだろう
狂いきったたぬき踊りは夜通しつづく
そしてありとあらゆるまことは踏みにじられ
ろくでなしが喜び舞い上がっているのだろう

もし自分という名のシンジツがここにあるなら
たぬき帝とその手先どもは一掃できるはずだ
そして当たり前の日常が返ってくる
驕れるたぬきは久しからず

いまこそ戦いの火ぶたを切る時だ
時は満ちた
さぁたぬき帝退治の旅に出るのだ
われこそがねこ界の勇者なり

2026年4月28日

草の音

艸が揺れる小花らが咲いていた裏庭に風の音色

2026年4月26日

海鳴りの街

まよなかに海鳴りのおと街にする遠く静かによるのしじまに

2026年4月12日

ねこちゃんの音

今日は忙しかったので煮干しを置かなかったら ねこちゃんがきた音だけがした カツンとベランダの手すりが鳴った ごめんね

実証史学

史学が厳密な実証主義に基づく事は、道徳的反省のよすがである。

2026年4月2日

つくばねの防人

たのもしき筑波に学ぶ書生らの間にまぎれし公達のすがた

世をこえて防人さぶらう筑波嶺に小四郎のすがた今も伝わる

盾となり散りしさむらい水戸の名を継ぎて筑波の学びやにつどう

うぐいすの地鳴り超え

うぐいすの地鳴りをこえて春を告ぐ