2026年9月23日

夜明け

そのとき夜が明けた
僕はすでに存在しない果実を探す
まるで夜明け前から分かっていた道を
さも何万年もくりかえす手続きみたいに

もし万物が気のせいでも
なんら気にしない
もし世界が幻でも
くだらないバグはすべて消え去ること

もしあの水平線から曙が射しだしたら
この街も永遠に向かって前進する
さも僕自身がとわに生きる神かのごとく
さも消えぬ理想のもとのエンジンのごとく

まるで明けぬ夜明けが
知り得ない真理の秘密かの様に