2026年9月22日

無題

 僕はその時、特に理由のない絶望の中にいた。そしてこの絶望は、恐らく終わる事もないだろうと思われた。
 この種の世界にあっては、どこにも終わりというものがなく、またはじまりもないのだろう。
 その代わりといってはなんだが、全てに意味を付与するのは自分自身でなければならない。そしてそれは余りに困難なしごとだった。

 或る意味で、世界にはじまりとおわりをつくることが必要なのだろう。

経験

感情が死んだまま永遠に生きるより、感情豊かに一日生きる方が命は充実している。

怪人

天からカネが降ってくる人は、奴隷制のもとで哲学に耽っていた怪人に似ている。

救い

病み疲れた人よ
神を信じなさい
あなたを救う者は目には見えなくとも
あなたの心の中には神がおわすのだから

重み

どれほど大量の金銭でも、たった一人のひととかわした愛のことばの重みには敵わない。