2008年9月12日

科学実験の教訓

スイスのジュネーブで10日に始動された大型実験器LHC(ラージ・ハドロン・コライダー)は、恐らくビッグバンと近似した状態を作り出す事では引力場の三乗に比例した光エネルギーが解放される結果を示すだろう。

 この為に、少なくともこの単位爆発力は原子核崩壊による原子爆弾に対して更に光速を掛けた分だけ多大である。これは単位時間当たり約308倍、いいかえると3億倍の威力であり、場合によっては近隣したフランスやイタリア、ドイツ及びオーストリアを巻き込む自己大破が避けられないだろう。
 広島への投下された原爆リトルボーイの実質爆破量が1kgであったと云われる事から、円周27kmのトンネル内へ発生した引力場をこれに置き換えたとしてもその脅威は知れる。
 又、この実験で陽子衝突までかかる時間の可能性は数ヶ月以内とされている。

 我々は歴史の教訓として止むを得ない場合を除けば「理論的な確証」を十分に計れない実験へは最大限の慎重を期するべき、と来る悲劇から学ぶだろう。