鈴木雄介ブログ
2020年12月28日
休息
もし君の様な人がいなければ
世界はそこで止まり
以後なにも生み出されずに終わってしまった
だがその君さえ
なにも語ることのない海原
降り注ぐ魔法の中でこぼれおちた
ただ一つの魂として
永遠に止まった心の証で
既に必要なくなった言いつけの様に
喜びのない日々をやりすごしているのだから
世界がここで止まり
以後なにも与えられず息を吹き返さず
文明の跡形もなくなった場を照らす月明かり
そよぐ草花は何も語らずにいる
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