2020年12月28日

短文厨一般は新興愚民層

原稿用紙一枚以内から数枚以内ほどのある文章を「長い」と不躾に言う人は、現代日本人のうち特にツイッターで頻繁に見かけるが、この人達は大抵、本を読むという経験を凡そ全くした事がないほど読書力や基礎読解力が低い、とみなしていいだろう。失読症の人を除き、それだけでも言語知性の極端な低さを意味し、少なくとも後天的学習不足面では決して誇れる傾向ではなくとも、それら低読書力者達はダニング・クルーガー効果宜しく、低知性に驕っている。
 たとえば140文字以内の短文で何かを語る人を特に中身を問わず賢者と無理やりみなしたがったり(実際には彼らは高度な中身を理解できない為、全短文が対象ではなく、彼らの知性にあわせた短文を書いた人を、利己的ご都合主義で、相手の実態にかかわらず主観的に賢者とみなしたがる)、ごく手短に説明しきれないほど複雑な事柄あるいはその重要かつ不可欠な細部へ進んで、思考停止してしまったりしている。

 彼らは一言政治の様な詐欺の形で大衆を騙す扇動政治屋出現の兆しになっている、新たに目立つ様になった愚民層である。