2020年11月27日

歌うもの

我々は何も達成できず
さも野に咲く花の様に消えてしまう
だからといってそれが無意味ともいえず
ただ咲く為に生まれてきた
進化の連鎖の中で
偶然といえる瞬きのあいだ
存在自体の謎はさておき
脳が暴走するままに歌をうたう
さも宇宙全体にとってこの声だけが
唯一のさえずりであるかの様に