2020年2月24日

少数者

読む価値のない文章なら読む必要もない。
 品位に劣る芸術家の作品なら知る必要もない。

 ただいたづらに年老いた人は、彼らがまだ若かった頃から、日常を無為に、あるいは俗悪に過ごしていた証だ。歳とともに自らの業は明らかとなっていく。

 尊い人は数が少ない。賢い人は目立たない。美しい人は呪われている。聖なる人は俗衆に嫌われている。