鈴木雄介ブログ
2019年3月28日
死
人のいないそらに浮かんでいる夜の雲が
わたしをのせて無限の宇宙を旅し
やがては退屈なこの世をすぎさり
静かにただ静かに生きているつもりだったのに
これほど得体の知れない混沌の中
誰もいないまちにたたずむバス停の看板
夜行バスがあなたをのせて一人まちぼうけ
いつかは退屈なこの世で会いたい
わかってる
もしあなたがいなければ意味がない
もしあなたが死んでしまっても
時は元どおりにならず
もしあなたが生まれ変わっても
静かにただ静かに死んでいくつもりだったのに
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