2019年1月25日

星の旅

だれもが束の間生まれきて消える
特に用事もない
だれかひとりでも目あてを悟れたというのか
ありきたりの一生は終わり
わけもなく散っていく
だれもが一瞬かがやいてうせる
それすら退屈
だから君はひたすら理想をおいもとめ
それすら果たせずきえていく
中空に浮いた歌詞のかけらがふってきて
君の脳裏にあらゆる美しさを語らせたがる
だから君はゆっくり浜辺を歩きながら
わけもなくこの世を歌う
果てしない惑星群の旅のなかで