鈴木雄介ブログ
2009年1月1日
5メートル四方のフラット
ごく狭い敷地にたつ、おもに学生など単身者を想定したワンルーム・マンション。
5m四方という最低限度の敷地にあえて集合住宅をたてることで、部屋代をおさえこむ目当てがある。必要最小の小型さを利点にし、全階をバリアフリーに仕上げている。息抜きの為に部屋と一間へあけはなてる、ごく小さな縁側を持つ。全面擦りガラスのカーテンウォールは過酷な都市環境への遮断となり、たえまない陽の移ろいを映しだす無償のスクリーンともなる。他方、室内にはフィルターを介した新鮮な空気のみによるひとときの静謐が訪れる。
夜明けの茶室から、縁側を見る。
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