2009年1月1日

五輪競技場

 鏡面仕立ての競技場。
 内部の観客席は浮いており、すべての観衆は行われた試合を等しく、好ましい斜め上からの位置でみわたせる。内部は完全空調で、内部照明の調整によって四季のどの時点も光の表情として再現できる。円形の天窓は太陽光発電照明を挟んでおり、自己発電を可能にする。外壁は鏡状の歪んだステンレスパネルがはりめぐらされ、日射を撥ね返し、ありえる温熱費を削りながら長期的に天候から耐える。と同時に、それは投影された映像や周囲の夜景を映し出すスクリーンとして、最も進んだ流行を変幻自在に照らす世界的情報源となるだろう。

 ステルス状の外観

 昼と夜で異なる表情を魅せる内観、照明システムの変幻による。