鈴木雄介ブログ
2008年1月1日
芸術論
出来損いの芸術家が生涯を捧げた作品にも観るべきものが欠如するとは限らない。彼らの人生には凡庸さしか感じ取り得ないにせよ、その最高潮の発揮が巨匠の凡作に比類しない事も希である。天才と凡才の違いは単に美意識に関する先覚性の度合いでしかなく、未来の凡才は現世の天才に常に優る。
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