2006年12月9日

音楽論

西洋楽音は目的でなく、専ら音楽調律のため利用さるべき道具である。それはつねに仮設的なものであり、予てより練習されてきた抽象の手法でもある。
 結議、純音だけが唯一普通の音色を発する。万世の共有手段となりうる、本質まで音波還元された純音だけが現代音楽の基本原理にふさわしい。蓋し、純音の組み合わせだけが宇宙的律動を精密に顕しうる。そしてその様な楽曲だけが本来の未来派の環境音楽を隈無く形成する。