2020年6月3日

説明

もう自分が消えてしまい
だれもいないこの星で
人影もなく
星空の中で踊る
一生が小さな舞台みたく
それもこれも嘘の集まり
この体もただの出来合いで
いづれ消える仮の入れ物
だからお前はいう
地上が消滅していくさなか
ひとりもいないこの星で
安っぽい愛の歌がみな絶望に変わってから
この世の無意味さの説明を終える