2018年12月29日

あたかも僕らに自由が与えられる為に

君の夢は
無限に降りつづける雪の中で
あたかも妖精の様に消えていくだろう
だがこの世はつづく
君の夜は
有限の命に残された思い出の中で
しずかに沈んでいく
それでも僕らは生きる
月がどれほどめぐっても
宇宙に残されたひとつの言葉がある
君のそらは
果てしないいろどりで暮れていく
だがこの世は残る
あたかも僕らに自由が与えられる為に