鈴木雄介ブログ
2015年10月4日
文芸批評
『源氏物語』は短くしたら「皇太子が浮気三昧で、息子も浮気」でおわり。それをごてごて飾り立てやたら長くして、悲劇っぽくみせているが、実質は身分の最高度な愚か者が当然の如く転落するという喜劇にすぎない。故に描き方の間違いであり、単なる下手に過ぎない。対して『平家物語』は「雄々しい勇猛な武士も、ついには殺されてしまう」という、典型的な悲劇である。
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