鈴木雄介ブログ
2013年6月17日
教養
神々
(
こうごう
)
しい存在になろうとして
なりえたのは教養人に過ぎなかった
実際そうなったあとで
ファウスト博士は政治に目覚めた
大宇宙を果てまで冒険しても
人類の一員として生命は理性を持ち
本能という古代の習性に悩まされつつ
社会的動物の定義を突き詰めるだろう
なりたかった自分もなりえた自分も
遥かな世界史の一部分にすぎない
俗物から聖者まで世の中は揺らしつづけ
今日
(
コンニチ
)
の姿を形作った
理想と現実のgapに悩みながら
芸術を慰めに教養は佇む
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