鈴木雄介ブログ
2010年10月21日
テニス
何もいらない何も
僕らは小さな小さな
隙間にいて何も
求めなかった
その生き物は
あらゆる暴力をもちこんで
居直る
自称神様
自分らはその生き物が
何をしているかを
じっと見ていた
その生き物は
群れになって弱いものを虐げる
他なにもしなかった
簡明にいきぬいて
このよにきた
だから過去なんて
もうおわったみたいなもの
硬式テニス部
くりかえしうちつづける球
いったりきたり
丸でめぐる命のごとく
大空が明け放たれ
幾羽もの鴎が
遠い世界へと
帰って行く
小さな隙間で
なきつづける命
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