鈴木雄介ブログ
2009年11月12日
落ち葉
ひとひらの落ち葉の名にも気づかずに想うこゝろの散るのぞをかし
八咫烏
(
やたがらす
)
傅く凪ぞちりぬるをひでひらつゝぬ月のおとずれ
可ならずや東のみやこすぎぬるを堅気健気のあき月におぼゝゆる
をりふしのことのなきをそたずねつゝみちのさなかにおとすさけのは
よみしけり
冊
(
くしげ
)
の數はいとおほりゐしゐさぬかもしりもせぬまゝ
澱みなき水うち叩く音すればすでに晴れたりさつきの笑みし
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