2007年10月31日

スコレー

Schoolの語源がスコレー即ち「ひま」なので、啓発の根があれば草木は放っておいても育ち続けるだろう。

2007年10月29日

政体訓

理想的な政体は民族間の新陳代謝に優れた『中福祉体制』にある。
高福祉社会は閉じる傾向が強過ぎて国際的に孤立する危険があり、特に人種混濁が限られる国土に於いては必ずしも持続可能性に高くないから。

デザートの効用

食後に少量の甘味は腹八分目を満足させる習慣づけになる。

力学

問い、なぜ宇宙は動くのか。必要な原理を述べよ。

2007年10月28日

建築論

建築は抽象化された自然そのものになるべきで、個性を目指してはならない。先ず普遍性の元に建築は現れる。後に、人々が生活の中でそれを工夫して多少あれ個性化する。たとえばマンションに何のカーテンを吊すか、といった調度に於いて。ベランダの大きさは普遍性のもとに立ち上げられて然るべきである。建築とは個性に破壊されない範囲にあるのだ。建築とは不変性についてであり、調度については仮設と呼ばれる。

思索

ある文明は文化に依拠する。

医学

何故老年は睡眠量を減退させても生き延びる事ができるか。

2007年10月27日

Biomass rule

バイオマス燃料の倫理への解。寄付を上回らない量で善。

2007年10月26日

勉強

もし自分自身に嫌でもやらなければならない事を自発的にやらせたければ、比較的よりやりたくない事を突きつけて、自然にそちらへ逃げ出させるがいい。

政治学

民衆による政体は資本経済浸透期に国家間競合の手段となったもので、必ずしも最善ではない。というのはこれに固執した同一の政体を棚上げする限り制度疲労によって堕落、衆愚化が起こりえるのであって、必ずしも長持ちするものではない。長持ちする様な政体が国家運営の目的だろう。
 Aristocracyは中流的多数者による政治運営を意味する。いわばそれは高市民政。間接民主政とはrepublic aristocracyの方便だ。中流の最大数とその教養程度が最善の政体の鍵。中流最多の原理と良識に関する高い衆度が長持ちする政体をつくる。裏がえせばそれは極端すぎる富裕の格差社会が極めて短命な悪しき形態で綻び易い姿な事をも示す、ある時代段階を位階制によって能率化する場合のてだてをこえて公共を無視、競争的公害に至ってさえ各々我意を追求しているのみだから。
 ある革命期における王政や共和政は余り驚く事でない。少なくとも貴族政ですらやがて世襲的に寡頭化する傾向は免れなかったし、それさえ国際協調以上の理想ではない。
 貴族政をaristocracyと慣れでよぶのはAristotelesの政治学に関しては、語弊がある。寧ろAristotelesは共和論者に近いし、貴族政を少数者支配として最善とは考えなかった。大まかなスコラ哲学がAristotelesの意図をとらえそこない、勘違いされた政体名義が敷衍されてしまったらしい。
 Aristoteles『政治学』にかえって再度定義しなおせば、より精確なAristotelesにとっての最善の政体はrepublic aristocracyとよぶ方がいい。このrepublicを試みる多数者が本来、aristocratic。そしてそれ自体と少数者の支配による貴族政は、言葉の本義にもとづけば分けて考えられていい。
 ある国家を永続させたければ国際調和が国家運営の命題より上に来る。よって、王政‐貴族政‐共和政は場面にあたって絶えずきりかえの効くようにされるべき柔軟な手段で各々目的ではない、即ち3つの政治。Aristotelesの定義では多数者支配による共和政がこの中で最も誤りを起こしにくいが、それも参加した発言者が多いので大失敗以前に修正できるかもしれないという消極的な意味にすぎず、人類の置かれた状況へ万古不易の適応ではない。政治制度は当面の構えで文明の目的ではないといえる。王政は世襲の有無に関わらず群を抜いた最善者が見られる時に限って有効。貴族政は3つの中で最も公務が職能化し易いので効率的であり、状況が複雑ではない時に基本的な役割を持つだろう。貴族の義務: noble's oblige、とよばれるある維持された政体下ではぐくまれる特徴的高貴さもここに由来する。
 よって、Aristotelesの意味での共和政が最も適しているのは変化に富み多岐に及んだ過ち易い状況という事になり、他ではない。
 政体の名称図
構成員数 利他的或いは善 - 利己的或いは悪
単独者 王政 - 独裁政
少数者 貴族政 - 寡頭政
多数者 共和政 - 衆愚政

2007年10月25日

褒美

健康は褒美だ。神はその前でしか自由の代価を下されない。

哲学

哲学は学識ではなく批判である; Philosophy is a critic rather than scholarship.

人種学

人種は風土適応の結果で、優劣というほどにない。人種は習慣に非ず、遺伝なり。

2007年10月24日

思想

文字は文字以上のものを表象しない。思想は文明による。
 文明は世界史の均衡調和役で覇権が目的ではない。真実の文化は繁栄より伝統を仰ぐ。競合は手段、平均生活度が主義。

Philosophyに近い漢語、仁知。

数学

人間に数より抽出的な言語記号なし。

数学

数の概念は人間原理に基づく限り、数学自体も地球文化的で普遍的ではない。

数学

数は自然内に実在しない。それは人間的仮定である。

人間

宇宙に訳なし、無限已。即ち自然。人間しか理由を持たず、数学も又然り。即ち人間原理。

2007年10月23日

分類学

あらゆる分類は便宜である以上、普遍的に体系的であるようにすれば良い。例えばミドリムシは動植物的原生生物に値するにせよ、自立移動性の観点から動物と仮定した方が良い。

2007年10月22日

文学或いは文芸研究としての芸術学

近い将来の文芸は全て対訳で載せられねばならない。翻訳は原文解釈の道具でしかないから。

感情

感情は理性の失態。しかし、本能との中庸においてその洗練にも又、人心的価値あり。

個人教育

集団教育はschoolの堕落したカタチである。最善の教育とは個人指導に尽きる。教育は啓蒙の言い換えであり、単に後進啓発の便宜に過ぎない。ゆとりあるエデュケイションだけが真実の知恵をもたらす。

新しさ

過去を絶えず捨てて新しくなれ。

分協業

人間は五感を分業して楽しませる。それぞれの官能の合理的洗練の為に。
 文明が残すものは地球生態系の多様観への貢献以外ではあり得ない。
 国産経済間の均衡を図る以外に国際主義の方途なし。国連による保護課税方式を探るべし。それには現在の常任理事国の地位を経済的に脅かし、実質負かすに如かず。非常任理事国における経済発展志向・技術社会志向は国営福祉が必要充分な範囲に限って現在的正義である。
 全面的な男女同業は生来能力格差や性別能力の由来から不可能なり。分業が最も能率的なのは疑いを挟まず。協業とは寡占化による単なる人口減退の方便なりき。

成果

如何なる生体も滅びる迄の仮の宿りならば、人間はどの道、成果に懸ける他ない。人間の成果、文化。

2007年10月21日

家計訓

慈善の為に私腹を肥やせ。

彫刻論

彫刻は光と影の交響曲である。

そのうつくしさは世界が奏でるリズムに依る。
彫刻家はただ、物体を通じて陰影を抽出しうるだけだ。優秀ならば無際限に、凡庸ならば僅かながら。

2007年10月20日

文化論

過去は全て美化される。その最良のessenceを伝統と呼ぶ。

 我々が現代において身近に観察しうる全ての醜悪さは必然淘汰される。よって、文化人たるもの伝統美の上限向上に集中すべきで、世俗の流行に一喜一憂してはならない。
 古典を尊べ。逸りに乗るな。

2007年10月19日

生活

芸術は早く人生は遅い。前衛芸術ならまだしも生活に慌てるべからず。

2007年10月18日

体が仕事の基である限り、仕事より体が大事だ。

2007年10月14日

信仰

いかなる悪もすぐに亡びる。


反省しない愚者は短命である。

信仰

聖者のことばを聞くのは楽しい。

愚者の漫才に戯れる者はいずれ自らも堕落する。


空気を読み同じて和せず、真理を読まない者は滅亡する。
つねに進化の道から遅れない為には和して同せず、集団から独立して居よ。


肩書きだけを見て人間性を見ない者は騙される。
人間性を見て肩書きを忘れる者は救われる。

2007年10月12日

信仰

100人の愚者にけなされても1人の賢者に褒められればそれは良い行いである。
ちょうど虐められる仲間を助けるサルがいずれ地位を得るように。

人類性別論

卵子間生殖可能性を考慮すれば、将来に渡る男性の地位如何との議論あり。2007年10月12日(金)、朝日新聞33面に関連記事あり。
 本能は進化系億万年の蓄積であり即日に変わるまい。従って異性間が現行人類における生殖関係の基本になるのは疑いない。がその類型において上記のような特殊な場合が部分的に認可されても不思議ではない。
 生存的多様性が生態系の目的ならば、やはり同性愛者にも相対変異として一定の地位は考慮されるだろう。従って特殊な例外を除いて女性限定社会というものは到来し得なく、飽く迄も男女間均衡の形態を様々に試作する経過があるのみ。
 性別は進化の方便である。それが単に有性生物の競争原理を遺伝的散種のゆりかごへ導いただけでなく、人間において更にその細分化のため情緒という性質の養生に役立てられたのも疑えない。性差は情緒を羽含む社会的性格づけであり、それが好みや制度的抑圧を通じて生殖可能性の微分に役立ったのは自然である。
 もし人類以降の生命体を考察に入れても、我々の実現して来た性別や性差の特徴は止揚されて活かされるだろう。

商品提案

糖分を含めず、不足栄養素を炭酸水で割った飲料水。

信仰

単に年長だからといって尊敬されるのではない。
長者にふさわしい知恵により尊敬されるのである。

2007年10月11日

経済的思考

節約中に楽しみあり。経済的思考は慈善に敏感ならしめる。功徳は信仰心を救う。希少ならぬ贅沢品には判断を保留すべし。

2007年10月10日

信仰

いかなる宗教もみな、当為たる理想国への概略図。

みずからの信じるに足る道を行け。

因果応報は人間の真理である。

美術館

美術館は様式の実験場。仮設を通じてであれ常設であれ、我々はそこに溢れる様式観から身近な人為環境の改良策を模倣できる。

信仰

生まれではなく行いにより因果は決まる。

大和魂の脱構築

カントの甚大な功績は真善美の間に特定の価値等級をつけずに批判体系を樹立したことだ。
 よって我々の思想には西洋中心主義やアメリカ主義、中華思想に於ける理性至上論つまり善を絶対視させる合理主義、或いはまた皇室中心主義や中華思想の日本版である京都思想に由来した関西地方自己中心主義、関西結束主義や関西民族主義、東京巨人主義に於ける感情至上論つまり美を絶対視させるもののあわれ的な大和魂からの脱構築可能性が開かれている。
 我々は国際福祉の建設のために文化的共生の連体を目指すべき。民族間敵対は、国際経済で便宜的に解消しうるだろう。

学徒

学ばざる者食うべからず。

人工の24時間

人間は人工の24時間を作り上げれば宇宙空間でも暮らせるだろう。

2007年10月9日

後世

全ては後世の為。

長寿

馬鹿は病まぬが早死にする。長者に道徳あり。

2007年10月8日

教養と哲学の違い

哲学は極めて個人的な疑問を解く鍵となる行いであり、単なる教養学ではない。
 教養学者は哲学者とは成り得ず、またおのずからその言説は異なる。真に歴史的参照に値するのは独創的な哲学者のみ。当代一流の教養はせめてもの対話に役立つだけだ。教養自体には史実上の価値はない、というのはあらゆる史脈は可変だから。
 哲学者だけが教養の総合を個人的に果たして学識体系を築きうる。その結果がある学園思想の潮流を形成する。
 哲学者の道徳は仲間の教養の方向づけ、のりをおおよそ決する。

2007年10月7日

道徳は身を救う。

陽炎

陽炎と変わらぬ命の祭り哉

2007年10月5日

趣味論

趣味は独創の一形体。

2007年10月4日

秩序

人間は自然に最大限逆らう事で調和的平和を欲する。遂には理性的に繁殖抑制し定常人口に到達する。
 文明は活動を合理化し続ける。整理された宇宙が多様観に趣を添える。秩序とは我々の文明観。