鈴木雄介ブログ
2007年3月11日
美術論
絵画と彫刻が建築と別個の体系である、という事は考え難い。それらは空間造型の部分であり、必ずや概念的な様替えとしてのみ、三つの仮説を受け取りうる。けだし絵画は三者で最も原始的な要素、建築は構成の総合である。
だから、絵画においての整理が終局で表現するものが抽象都市の力動だと認めるとき、我々は最小主義以上の自然に到達しなければならない。
芸術の目的は動的である。最小化とはひとえに、建設における合理化の工夫にすぎない。抽象の成果が目指すのは、都市の様相に力動感を与えるような計画だ。
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