2006年12月8日

芸術論

都市の部分的出来栄えである限り芸術作品はみな錯覚に過ぎない。が仮構であればこそ人間をより普遍審美観へ導く。なぜなら事物は思想におき限定されねば認知されないからだ。でなければ宇宙なる偉大な創造以外の何ものも建設作業できなかったろう。
 審美観の養生、つまり普遍人へもっとふさわしい生活態度としての趣味教養が芸術という方法の人間目的である。これらは普遍都市を計画づける精神の意志である。