2006年10月8日

美術論

合理美は新造形主義を含む理想である。しかし、それを定格に足るものとして疑えねばならない。型は敢えて外された時、その本来の潜在能を解き放つ。だがこのような芸術は芸能であり、美学ではない。
 よって、君にとって唯一の美術的な理想は合理性でなければならない。それはより秩序立った体系を目指す整理の意志である。