鈴木雄介ブログ
2006年10月19日
遊び化
闘争本能の援用という他に、人類同士が互いに競合しあう理由はない。互恵的協沢はいつも人間関係の条理ゆえ。にもかかわらず、我々は自由な競い合いを遊戯的な本性の発露として必要している。よって、最良の倫理は遊戯的な関係にある、と云えるだろう。
我々の倫理的実践のすべては、戦闘的衝突を安全に法則化して見物にするような、生活の遊び化にある。より精神的に、より神格的に高められる倫理の矛先は文明度の実現という形を持つものとなる。
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