鈴木雄介ブログ
2006年10月2日
芸術家論
人間の芸術家が神の造物即ち宇宙以上の何を創作しうるものか。彼らは只、造化法則の掌に乗って趣味にあそぶ子どもたるのみ。
彼ら固有の理性が到達できる限界としての純粋抽象芸術ですら、単なる創造の象徴的真似事、謂わば積み木に似た形態遊びでしかない。
それでも芸術家は己が作風の審美的洗練を続けるべきである。なぜなら宇宙は末端の一枝に独特な掃除人を置いたのだから。
芸術とは造形の整理である。
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