2006年9月2日

物理学

現代宇宙物理学の根本命題は寧ろ化学的なものではないか。それは物質の起源に関わる。
 法則が先か、物質が先か。あるいはそのどちらもなのかどちらでもないのか。それともそれらのどこか中間に答えはあるのか。
 ところで「物」と「事」がはじまったのは同時だろう。なぜならそれらは同じ対象をちがう観点から見ているにすぎないから。物質と現象の等価性、E=mc2。従って、法則とは両者として仮定されるものがとある秩序関係にある場合の一般呼称である。もし宇宙の起源、揺らぎの主因が知れるなら、それは法則を介してであるだろう。事物は同時に創造されたのだから。