2006年1月15日

小説論・物語論

理性は統治する。代わりに狂気じみた本能の放縦を失う。その抑圧した不満は昇華され、様々に我々の社会をつくる。
 小説は物語によって疑似的生活を可逆的に可能にする。そこで我々の賢者は取り巻く社会より先に解放され得ていた。