2024年7月6日

しちがつむいか

夏の虫われを囲んで鳴きにけり

ひぐらしのとおくきこえた しちがつむいか

ノンタンときょうだいたち

ねこのこら3匹じゃれて猫走りにねる

ノンタンがうめの木のぼり へやのぞく

余っていた煮干しをたべて こねこなく

2024年7月5日

七夕の夜

もしもこの星が崩れ落ちてしまっても
あなただけがいれば

もはや宇宙全体が幻で
われらを飲み込んで消えていく宿命だとしても

あなたのあのことばが
自分を現世に引きとめている

いつかこの果てしない天の川を超え
あなたに会うことができれば
自分の体が激しい重力に引き裂かれ
恐るべき闇に落ちてしまったとしても構わない

いつかわれらを取り囲む悲劇が終わり
この宿命にも解決がみられるなら
自分はあなたと同じ世界にもう一度生まれ
あなたを離さないこともできる

まるで二つの惑星の衝突の様に
われらは無限の世界に置かれた孤独な魂
もしも奇跡があるとすれば
あなたと話したあの日の夜だった