2024年4月14日

欧米諸国による植民地奴隷化に抗う日本統一からの有色人種解放に伴う世界平和の為の長期全球治安計画について

陸上自衛隊の第32普通科連隊、公式Xで「大東亜戦争」と表現
――朝日新聞

「大東亜戦争」は日本政府が正式に決定した名称です。そもそも大東亜戦争は日本の自存自衛と東アジアの欧米による植民地支配からの解放を目指すための戦争でした。戦後GHQ占領下において禁止されていた「大東亜戦争」呼称廃止覚書は1952年に失効しています。にも関わらず朝日新聞が騒ぎ立てているようですが、気にする事はありません。自衛隊の発信は正しいものです。
――矢口やすゆき

『アジアの解放』それは日本の”敗戦後”に起きたので、未来の教科書ができたら『アジアの解放』の項目で、アジアを解放したのは日本でなく「米国」と記されるはずだ。
――ドリー

問題は、米国の政策は世界中の米国化が目的で、主権や他の政体の尊重が目的ではない、という事です。その根底にあるのは軍事的優位性を担保にした米国中心主義あるいは覇権主義です。米国自身は元々植民地主義による民族浄化でつくられた政体でもあり、欧米諸国による各国植民地化政策には無批判でした。また、米国の基本姿勢は軍事的・経済的覇権の自信に基づく全世界米国化にある為、米国に併合されたハワイを除くアジア諸国の独立解放を間接実現したのが、大東亜共栄圏構想による日帝の縄張り争いだったのもまた事実です。米勝利で、北朝鮮や中国除く東アジア諸国もまた多少あれ米国化される事になった。
 日帝の第一次世界大戦後の人種的差別撤廃提案を拒否した米英から続けられていた、有色人種差別を含む植民地化の流れが一段落し、或る程度別の国際政治に向かったのが、日帝というアジアの国による大規模反抗だったのは世界史上確かと思われます。これは欧米日の侵略罪を正当化する趣旨ではありませんが。

 米国が占領・侵略後の民衆政治化を地球各地で進めているのは彼らと似た政体を正義と信じ、そう地球中を作りかえたいからで、本質的には他国の多様な政体やその中にある米国とは異なる正義を尊重している訳ではありません。つまり、あなたは米国がアジア解放を目的にしてた様な誤った推論をしています。
 もし米国が本当にアジア解放を目的としている政府だったら、ハワイ州をもとの独立国に戻したり、琉球王国やアイヌ自治区を独立させたり、香港を英国から、台湾を華僑からとりもどして別の独立国に作りかえてもよさそうなものです。辺野古基地からどかないのも、全ては米国の覇権を力で押しつける為です。米国の真意は、日帝が現に大義としていた、干渉地帯のタイを除く欧米から第二次大戦前確かにもう植民地化されていたアジア解放などではなく(日帝が諸国を取り返してから一定期間後自動的に独立させる手続きをまだ法制化していなかったのは事実ですが)、単に、欧州と共謀しての米国化影響力の行使です。

 あなたはいわゆる戦後の自虐史観に素で毒された人であり、左右の単純な理想論の極端に片寄って、史実を史実として見てとっていないと私は考えます。日帝の統治自体が過酷なものであった事は東アジア諸国や中国側の歴史教科書などで既に公に書かれ、教育されてきた史実で、未来を待つまでもありません。
 世界史の大きな流れは、日本側では列島統一政体で欧米列強の全球侵略に抗うといったものでした。中国は日帝を悪玉にしたて常任理事国入りを図りました。日本側は米国に帰順する形で、欧米に抗った大義をも米国中心史観で書き換えられている状態です。しかしアジア解放の理想を唱えたのは真実、日帝です。日帝の全てが善、という見方は、天皇による神道右派、あるいは西軍(薩長土肥の藩閥ら)残党を中心に、侵略罪の反省力がなく責任を認めたくないいわゆる国内右派による多くの欺きを含んでいます。だが同時にその全てが悪という非難も、唯の妄想です。日帝には理想があり、米国や欧州とは違ったのです。
 例えば、台湾で現地住民から、日本側がしらないうち勝手に飛虎将軍と侍精神を神格化された杉浦茂峰氏や、ユダヤ人らへ当時の同盟関係をこえた人道的救済措置をはかっていた杉原千畝氏といった人々は、日帝の一部公務員に善意があった重要な証です。敗戦で極端な汚名を全員に着せるのはがさつな仕草です。日帝側にも百人斬り競争を自慢していた野田毅氏と向井敏明氏や、連合国側にも原爆開発に躍起になっていたフォン・ノイマン氏の様な人物がいます。公平にみる限り、第二次大戦は双方の理想のずれで生じた国際紛争で、日帝側のアジア解放主義が結果として部分実現したというのが世界史の公平な見方です。

 もし、あなたが言う様に、日帝政体と戦後日本政府側は植民地が欲しいだけだったというなら、どうして第二次大戦後にもアジア諸国を間接的にでも、植民地化しようとしないのか。単に諦めたからでしょうか。アジア諸国が独立自尊していれば別に侵略犯欧米に喧嘩を売りに行く必要もなかったからでしょう。新渡戸稲造はその著『武士道』で、武士の究極の理想は平和だと書いています。恐らくこの事は真実だと考えられます。武士が貴族階級として戦乱のなかった時代にしていたのは学問と徳政の追求で、欧米の様な侵略罪ではありませんでした。つまり、徳川幕府や日帝は本当に世界平和が純粋な目的だったのです。
 米国が世界の警察と称し、アジア各国で内政干渉の暴虐をしているのは星中の人々が知る事実です。戦後日本は米国の手先にされ、在日米軍の治外法権を押しつけられる不公平さ含め、欧米主導の戦乱問題は完全に収束していません。安倍晋三や岸田文雄内閣は武器輸出で寧ろ欧米主導の戦乱を後押ししています。

 もとを遡れば欧州各国が植民地侵略を始めたのが、大航海時代から一連の国際紛争の原因です。日本は冷静に自国の理想を見返して、欧米の手先を買って出る様な愚行をせず、徳川幕府、日帝と戦後日本政府の共通の理想である、世界平和の為に武器輸出の様な蛮行をきっぱりやめるべきです。岸田は悪の手先だ。