外国から学ぶ事で明治期が一番進歩したと浅はかな奈良美智が言っていた。西軍と天皇一味が植民地侵略の横暴やアイヌへの差別など、欧米人の悪徳を学び取ったというならその通りだろう。外国かぶれがその暗面を見習い堕落するなら、何も見習わなかった方が優れている。
他人を猿真似するとはその暗面も見習う事である。外国の文物であれ自分達に劣るものをとりこんではいけない。また劣った外国の文物は反面教師でなければならない。
物事をよく取捨選択し、全世界を深く知り、他者の優れた美質を謙虚に見習え。邯鄲の歩みに陥らず、己の既にある美質は優れて保たれるべきだ。