2021年1月21日

アイヌ語・方言学推奨論

アイヌ語の語彙は、琉球方言(うちなーぐち)と異なり、日本語と文法構造そのものが大きく違うことを考慮して、アイヌ語単独の学習を語学の中に位置づけるべきだろう。例えば英語、中国語、その他の外国語を専攻する人と、アイヌ語を専攻する人を同じ立場から学校その他で選択させ、国内少数言語としてはじめからアイヌ語を使える人をふやす様にしなければならない。この絶滅しかねない言語学習の危急な重要性は、特になんの珍しさもない英語など話者数が多い覇権言語学習のそれより、遥かに高いといわなければならない。
 同じく、既に失われつつある方言とされている国内各地の言語体系も、郷土教育の中で各地のものが一般的に学ばれた上で、特定のものを国語の学習内で専攻として選択できる様にすべきである(茨城弁専攻、青森弁専攻など)。