2020年12月16日

ツイッターの利点と欠点

ツイッターが悪い所は色々あるが、一番悪いのは、そこに馬鹿しかいない事だろう。どういうわけかは知らないけど確かにそうなのだ。これは少しは賢いな、と思える文すら、一つたりともない。これが大袈裟なら、「先ず一つもない」。
 ツイッター上で少しなりとも面白いのは、「うわーばっかでー」という反応がふさわしい、馬鹿発見器的な言動だけである。世の中で偉い地位にある人々のそういう痛快さを探していると段々と性格が悪くなるだけだし――自分はこの過程で、同時代に心から尊敬すべき学者・芸術家がツイッター上には一人もいないと発見した!――尤も彼らへの妄信を解除する役には立つかもしれないが(偶像崇拝の解除装置)、過度にはやめた方がいい。そしてそれ以外のほぼ全てのツイートは恐るべきごみ情報で埋まっている。
 ツイッターというより、日本語でそれをやってる人に、馬鹿しかいないのかもしれない。もし賢い人が賢い何かをさえずっていても、余りに小さい声で、届かないしくみなのかもしれない。――恐らくこういう事だ。日本人には愚者が圧倒的に多いので、彼らがイイネとかリツイートとかで拡散するのは、つまり衆愚が共鳴するのは、ますます愚かなツイートなのであると。これが2年間、具体的に内部で動いてみて実感した事実である。

 日本人の圧倒的多数派は本当に馬鹿なんだろうな、というのが実感として分かる。これ以外にツイッターに参加して得られるものはないし、不快な目には死ぬほど遭う。SNS上に日本人がわらわらいたらどこでもそうだったが。所詮そういう低質で不埒な平均国民性なのである。