2020年9月29日

保守派は社会的な認知の劣等生、特に皇室、神道勢力、明治美化論者、長州閥ファシストらはその内の権力亡者な変節漢で悪質

さっきツイッターで半端ない物を見た。多分『WiLL』とかいう右翼雑誌の表紙かなんかかと思うが、安倍晋三を神扱いで褒めそやし、善政ですばらしい総理で他にいないとか、国民は再来を待っているとか書いてあった。


ここまで嘘ついて平気なのはなぜなのか、まじで右翼なるものに就いて考え直すべきだろう。
 Gordon Hodson "Bright Minds and Dark Attitudes"を論拠にすると、保守的考え方は低い一般知能と正相関があるかもしれない。異なる立場を推測するのが難しい、故に利己的に考えてしまうという保守主義者の特徴も、同じ原因、一般的な知能の低さと関係しているかもしれない。
 ただ一般知能は高いが共感性の低い脳がありうるので、全ての保守的考え方が、誤認知によるものとはいえない。だが一般的には恐らくそうだろう。
つまり保守主義者が、安倍晋三のやった違憲立法とか不正の山を前に、その意味を理解していないとて、当然ありうる事となるだろう。一般に知能が低いのだ。保守性を程と考えると、厳密な比例ではないもの、或る集団で一般知能の低い方がより保守的考え方を持つ傾向にあり、彼ら保守主義者の集まった或る社会が他集団より後進的になる原因を作る。要は馬鹿の集まりは認知ミスを繰り返しつつ各自が利己的に物事を判断するので、劣等生の有様を示す様になる。右翼とは要は大雑把にその社会での劣等生で、一般知能の約5割は遺伝するとされているので(プロミンR『遺伝と環境――人間行動遺伝学入門』1994)、約半数が諸々の認知ミスからくる誤った判断、或いは非利他的かつ利己的行動で、集団全体及びその内外で足を引っ張る事になると考えられる。即ち政治とは客観的には、或る時代或る集団で、この認知的な劣等生こと右翼一般の誤導による公害行為との戦い、その防止、抑止、損害からの回復を含む戦略的阻止の課題という事になる。
 よく善悪の戦いが児童向け物語などで語られるが、これは客観的には濃度こそあれ或る真相が含まれているかと思う。

 右翼一般は自分達が劣等生だと気づく事はない。もし気づければ既に保守的考え方を持っていない筈だからだ。ダニングクルーガー効果宜しく、自分達が社会全体の足を引っ張っているとは終生悟らず、逆に自分達こそ善意で正義の存在だと固く信じており、認知ミスによる誤解を含め、様々な公害をもたらす。例えば年齢別クラス分けの学校教育では、点数で一般知能の優劣を浮き彫りにするので、劣等生が「不良」と認識され彼らの反社会性は総じて明らかになる。しかし一般社会では年齢別で分かれていないし、優劣も多様で点数の様、自明でない。かつ学校教育内の優等生が会社では劣等生に過ぎない場合もある。政治はある社会の総体の事なので、そこでの劣等生の目安は、一般的な認知ミスの証拠といえるだろう。即ち保守度が、一般的な社会的無能さ、反社会性の目安と言ってもいい事になるだろう。
 この様な定義によれば、『WiLL』の表紙で戦後最悪の元宰相とその悪政を美化していても疑問はない事になる。
 文明の諸進歩に逆らう――しかも自ら集団の足を引っ張っている事を正当化している認知ミスだらけの劣等生こと保守主義者が、一般に政治上害悪なのは確かとしても、彼らの厄介な過ちを、彼ら自身に自覚させるのは、彼らの全意志・行動の約半分については永久に無理だという事になるだろう。

 逆に遺伝、環境、文化に恵まれ、生まれつき高い一般知能をもちながら更に、進歩的考えを持つに至り、しかもその当為が公徳の面で正しい目的に適っている人、いわゆる進歩的知識人の類は、その社会での政治的な優等生になるだろう。プラトンはそういう人々のうち最高の優等生・哲人王の統治を理想化した。或る文明が他の文明より進歩的な面をもつに至る根本原因は、或る文明内の政争で、進歩主義者が政権を奪取するに至ったからだと定義できよう。この逆に保守主義者が政権を持っている文明は、誤った判断を繰り返しつつあるべき改良を怠るので、他の文明より旧態依然のままという事になるからだ。革新の全てが正しい結論を導くのではない、例えば旧ソ連の破綻がそうだったではないか、それ故、過去と同じ社会のままなるだけ長く、できれば永久にやっていくべきであり、大幅な改革など全て疑わしく、時代の変化を受け入れたとしても、専ら微小な改良以外不要だ――これが保守派の一般的に使う理屈だ。だが日本の「明治維新」を美化している論者、特に薩長土肥ら西軍を構成した地方出身者・その擁護者に多い明治美化論者は、明治維新を当時の極左テロによる革命として美化するのに、戦後も明治復古を是と考え懐古主義に耽ると同時に、それ以前の過去への復古は否定する、ご都合主義的で偽の保守派である。この明治美化論者ら偽保守派は、一般的劣等生たる保守派内の変節漢らといえ、二重にたちが悪い。保守派の内ゲバ勢力ともいえ、長州閥自慢に終始した安倍晋三もその最たる人物だった。また彼らは徳川幕府を否定しながら英国留学を誇り、のち鬼畜米英と叫びながら戦後は米英追従など日和見的でしかない。明治寡頭政治こと戦後の安倍晋三・麻生太郎らによる自民党寡頭政治に至る薩長藩閥が生じたのは、鹿児島と山口の極左テロ集団が政権乗っ取りを企てたからにすぎない。一方、皇族縁戚者だった徳川慶喜(母・妻が共に皇族)は尊王の家訓に基づき、大政奉還・無血開城で皇室へ禅譲した(『徳川慶喜公伝』)。つまり自民党寡頭政で羽振りを利かせている旧藩閥勢力は、元々、明治期の極左テロリスト後継だといっていい。その人々が戦後は明治期懐古の偽保守派ぶりだしたのは、単に自分達の寡頭支配に都合がよい体制だったからに他ならない。
 保守派一般の中でこの明治美化論者は唯の権力亡者だといえるだろう。『WiLL』が安倍晋三を口汚く虚偽の弁で褒めそやすのは、当人達が違憲立法、収賄罪、或いは対米追従の売国政策、プチバブルを演出したにすぎなかった企業国有化での共産経済など、安倍最悪政治の山を単に無視しているからだけではない。要は明治美化論者が保守派一般をいまだに牛耳っているからだろう。無論、保守派一般が文明にとって往々にして有害だとしても――一部の革新派が過ちを犯したからといって、進歩一般を否定まではできないし、いうまでもなく保守化による進歩的成功者に比べての事実上の退歩こと後進性が正当化もできない様に――明治美化論者は、唯の権力亡者な限りより一層邪悪な勢力だ。『WiLL』表紙でいまだに安倍礼賛している御用学者だの元茶坊主だのの断末魔は、要は自称長州閥に属する権力亡者への翼賛運動であり、新手のファシズム、長州閥ファシズムだといっていいだろう。明治美化論者にとって生得的な門地(生まれ、家柄)差別による寡頭支配を永続する事が正義と誤認されている。我々の国事が、安倍晋三や現閣僚の岸信夫はじめこの悪しき権力亡者勢力ら、即ち長州閥ファシストらに深く侵されているのが現状であり、彼らは単に保守的という意味で常々有害なだけではなく、自分に都合がいい過去の体制に退化しようとするが、それ以外の伝統や進歩一般を軽侮するという意味で公害だ。『WiLL』が明治美化論者にへつらう低品質の記事を連打する偽保守雑誌なのは上記で重々分かる事だろうが、そもそもある種の伝統は究極で、時代の変転の中でいづれも継続し難いから希少性が生じる。伝統は消える、全て公害を伴う部類のものなら――迷信のいけにえとか首狩りの風習とか――早急に捨てるべきだ。
 皇室と神道は大量殺人を命じ、国民全体を命の危機に陥れたばかりか、国を亡ぼした前歴のある邪教祖・邪教である。人々に良識があればその存続は時間の問題で、遠からず消滅する。即ちその禍々しい権威に寄生している自民党の神道政治連盟・日本会議所属の議員もやはり、地上から永久に消え去るだろう。
 自民党なる寡頭政治団体は、日本国政から永遠に除去されねばならず、特に、保守派一般のうち明治美化論者や、その核心にいる長州閥ファシストの類もやはり、正義の担い手らにより永遠に亡ぼされるべきだろう。彼らは日本全体の進歩に害悪しかないし、テロの横行した野蛮な明治はとうに過ぎ去り返らない。
『WiLL』が50年後も存続している事はないだろう。世界の趨勢に対し、明治退化の最悪の暗君を褒めそやすなどトランプの子飼いお疲れ様としかいえないし、そんな輩は習近平に普遍的見地から覇権主義及び虐めっ子批判されて然るべきなのだ。

いかなる国も世界情勢を支配したり、他国の運命をコントロールしたり、発展の優位性を独り占めしたりする権利はない。ましてや、好き放題やり、世界の覇権国やいじめっ子、ボスになることを許されるべきではない。一国主義は行き詰まる――習近平