2020年1月12日

他人の足を引っ張る無能とは何者ぞ

僕が一番嫌いなタイプは足引っ張ってくるタイプだ。
 ひとの足引っ張ってる時間あれば自分の勉強してろとしかいい様がないが、そんな馬鹿がウヨウヨしてるのが学校や会社、役所なので組織には近寄らないに限る。
 自分が長の立場で入れるならまだわかるが、自分より無能な人が上にいる組織は最悪だ。

 単に無能でできないならまだわかる。無能をできるだけ助けなければならないのも、成果主義以外ならわかるが、わざと悪意で、できる人の足引っ張ってるタイプというのは、僕が人間界を長く観察してきたかぎりあまたいるが、恐らく絶滅したほうが最もできない人にすら恩恵がある。人助けすら妨害してる。
 囚人のジレンマだと常に拒否カード出し続ける様な戦略者がいる。端的にいえば性悪なんだろうが、できる人から恩恵をえるほうに回れば自分も得する場面でも、単に相手を陥れる目的で妨害行為をくり返す。
 一般に、そういう人は学校だと不良といわれ、会社だと首になる。公務員なら居直って出世する。

 公務員組織の最上位者が天皇だとすると、天皇が天下一の性悪なのは自然といえる。だって公務の基本ルールは他人の妨害なのである。常に商人とか別の権力者に、できるだけ陰険に嫌がらせをして殺戮をくり返してきたのが天皇家で、最悪のとき死刑になりかけても忠臣をみがわりに生き延びようと演技する。
 ということは、自分が嫌いなのは公務員タイプなのか、となるが、確かに彼らは無能かつ性悪なのに横柄な人達ほど出世して上位者に就いているので全く好きではないが、別に商人が好きなわけでもない。寧ろ自分とは全然違うなと感じて一度も近づいたり、親しんだことがない。商人は利己心でしか動かない。

 僕が最初に、他人の足引っ張るやつが嫌いになったのは、近所の幼馴染の土方の息子がいたのだけれども、その子の家に遊びにいったら母親が普通に子供を叱る意味で日常的に頭ぶん殴っていて本当にカルチャーショックうけた。
 その土方の息子は僕へも幼稚園で暴行してきまくった。実に野蛮なのである。
 その後、小学校でも、どうもその土方の息子氏は九九にも苦労しており、箸も持てなくてフォークで食事していた。まあ幼馴染だから別に恨んでるとまではいかないが、とにかく彼の中では暴力は日常なので、恐らく自分がどれだけ彼の粗暴さにうんざりしていたか未だにわかっていない。近所に家もある。
 しかし自分が小学3年くらいだったろうか、隣町の中郷に大きな沼があるんだが、そこにみんなでチャリで行って釣りやってたとき、前も書いた気がするが翔君という子のこめかみに釣り針ひっかかって焦った時、すぐに親を呼びに行くと瞬間的判断してたのはその土方の息子氏だった。それで大いに見直した。
 彼は、都会的価値観でいえば、ヤンキーとまでは行かないだろうけども、当たり前の様に勉学もできなかったろうし、多分だけど家が工務店なので今も工務店やってんじゃないだろうか? あの性格からいっても10代で結婚して子供もきっといる筈だ。要はゲインロス効果なんだろうが、最悪の面だけではない。

 で、ほかにも小中学にいた勉強のできない人達、彼らの中でも授業の妨害してたタイプというのがいる。それが僕的には本当に不愉快であった。いわゆる不良で、家は理髪店とかの人だったりしたが、暴れまくるわ体育館までの通路を粋がって破壊するわ、新人女教師を虐めて追い出すわ、ろくなことをしない。
 その後、そういう人達がどうなっていったのか、僕は高校以後は磐城や東京へ出て行っていたので、成人式以外では確認できなかった。成人式の時みた感じ、授業妨害してた系女は飲み屋で働いている? かなんかで幾分すれていた。
 自分は大人しい。彼らへ怒った事もなかったが、授業妨害は迷惑だった。
 僕はその後、色々な人を目撃し、わかったのは、授業妨害系というのは確かに、実社会でもろくなことをしていない。いや、特に2chやツイッターでたむろし誹謗まきちらしてる様な人達はその一種の末路だと思うんだけど、彼らは僕が子供の頃みてた迷惑な人種の、偏在している変種なのだろう。
 なぜ彼らがネットで野卑な犯罪しまくっているか。例えばピグにもそんな種族がうなるほど集まっていたから、彼らの成長後の有様も十分すぎるほどわかった。それは、もともと彼らは粗暴な人間なのである。
 なぜこれに確信をもてるかなら、僕は大体、3歳くらいからそういう粗暴な人が一幼馴染にいた。

 家庭環境が悪い、親が殴ってるから子供もまねるんだろうと。しかしだ、親もそんな遺伝だか家庭文化をひきついでる以上、同類というほかないであろう。女親が子供を殴るなんて、いや男親でもよほどでなければ折檻なんてしないわけで、僕んちからみるとわけがわからなかったのであるが、遺伝子もある。
 色々な社会階層を身近で、幼児の時点から一緒にそだって観察してみたら一発でわかる。人は遺伝子の時点でものすごい開きがある。僕が九九を一発でできたのに土方の息子は普通に躓いていた。一方、僕より足の速いやつなんて相当いた。そんなのほぼ同じ条件でそだっててデフォのステータスに開きがある。
 すなわち、冒頭にあげた「性悪」な戦略者も、要は性格が悪い、いいかえればその性格部分のあたまも悪いのである。例えば、僕は京女のイケズが天下一苦手な人間の一人であろう。なぜなら素直に性善説かつ素朴な僕とまったくの対極にある性格だからだが、それだって京都文化のせいだけじゃないだろう。

 最初から性格が悪い子供もいれば、性格がとてもよい子供もいる。それで、僕はその幼馴染が殴ってくるので、幼稚園バスの中で毎日泣いており、なんでなぐるの~いたいからやめてよ、みたいな感じだろうが、幼稚園の先生も僕に同情してだか好きだったかしらんが、幼稚園卒業するとき泣いていたくらいだ。
 とにかく、自分はその幼稚園という場所に親から行かされており、そもそも3歳児に意思などあってなきが如しなので、不快の極みであって毎日地獄みたいだと感じていた。大体が、バスで幼稚園に行く途中までに毎朝車酔いして、必ず気持ち悪くなって吐き気が止まらないのだから。最初から前途多難だった。
 まあ、いくら殴ってくるといっても、こっちは別に弱いわけではない。だから正当防衛の自衛隊みたいに大人しく毎度、防人状態で耐えており、そもそも僕んちの祖父母まで親だかきょうだいだか全部大学でてるくらいだから殴り返せみたいな指導でもなく、その後も、不良系にはうんざりしまくって今に至る。

 その上、自分は最近といってももう8年くらい経つけれども、ある中卒の自閉症の女性と知り合った。その人の言説を長くきいてきたところでは、まあそのひとは僕と似た様に性格は自分がみるかぎり善良なのだけれども、いわゆるIQのほうは必ずしも高くない。それでなんで不良系が生じるか身近にわかった。
 彼女いわく、算数とかの時点でもうついていけず、なにいってるかわからない授業は全部上の空なばかりか脂汗をかいていたらしい? つまり、逆の意味で学校が拷問だったのである。
 僕は授業の進度が恐ろしく遅く退屈なだけで99%以上不良につきあわされ時を無駄にしていたが、できない側もだった。

 不良がでてくるのは彼らのIQが低いからなのである。単純な理屈だ。同年代の子より論理的思考力が低いから授業に全然ついていけないので、しかも粗暴な性格のやつだったら授業を荒らしだす。あれは僕からすると「なんで荒らすの? 君に合わせてやってて遅いんだろ」と感じていたが自然反応だったのだ。

 日本的組織の弱点がここにあるといっていい。
 第一に集団が「できる側の足を引っ張る」状態で作られており不合理きわまりない。護送船団方式というやつだ。教育にかぎらず会社や役所でも同じだろう。
 第二に集団平均にあわせて進度をつくるので、できる側もできない側も全く不条理な目にあう。

 理想的なのは、できる側はいくらでも飛び級できる、天性の才能を全て発揮できる組織で、かつ、できない側はその人のIQにあわせた進度で個別的に対処してもらえる組織である。
 日本的組織が一番病的なのは、平均信仰があるところだ。いわゆる自称普通の日本人というやつ。この人達が一番たちが悪い。

 確かに、僕個人は、IQが低いくせに高い側の足を引っ張るやつが嫌いだ。まあIQが低いくせに高いふりをして、自分よりできないやつを助けてあげようともせず貶してる様なやつも嫌いなんだが、それはガチでできる側からみるとすぐ見分けがつく偽者なので、性格的に論外なだけである種の不良ともいえる。
 つまり、IQが低いだけでなく性悪または粗暴だと、僕にとってきわめて迷惑だなと感じるので、足引っ張ってんじゃねーと感じるのが不快なのである。
 例えばビルゲイツとかジョブスとかイチローみたいな人に嫌がらせしてるできないやつ見たらイラつくと思うが、そういう人がいるせいで全てダメになる。

 が、IQが低くても善良なタイプもいる。それが僕がつきあってるその自閉の子なんだけれども、この場合、寧ろ僕は最初から積極的に助けてあげようと思っているわけだ。実際8年もあらゆる面で助けている。
 まあ別に僕がなんでもできる側とは到底いえないが、IQだかEQだかが一定ならそう感じるはずだ。

 なにがいいたいか。
 IQが低いと、確かに同年代に比べた競争で不利をかこつことが多い。それだけでなく、平均にあわせた普通教育のせいでおちこぼれると学習性無気力に陥ってしまって、社会生活が困難になりさえする。
 だが真の問題は性格の悪さのほうだ。間違いない。
 最悪なのは性悪の馬鹿。
 恐らくうつに関する性格遺伝子の様に、EQや共感性の部分についても遺伝的要素があるかもしれない。全面的に親のしつけのせいで3歳時点で、デフォで僕を土方の息子が殴ってきてたとはちょっと思えない。だって僕なんて3歳の時点で誰も殴っていなかったし今も殴っていない。殴りたいとすら思わない。
 性悪で無能だともはや他人の妨害しかやることがなくなってしまう。刑務所に入っている人達のかなりの部分が、低学力だったり、暴力団に関係していたりするとしたら、それは彼らが普通教育の犠牲者であることを意味している。授業についていけなかったから不良になり、性悪かねてたら自然に犯罪へ行く。

 僕は上述の文の中で、土方の息子にもいいところはあると書いた。大体、幼稚園バスの中でも当人の中では悪ふざけどころか、彼の兄とやってた遊びの一種だと思ってたのかもしれんが、普通に殴ってくるのは、犯罪者の中でも犯罪が遊びと捉えられているからではないか? 別の面で彼らも活躍できるとみた。
 対策としては次の様なことが考えられる。
一、普通教育はやめて全部、個人単位の塾に委託する。そしたら学力別クラス分けで進度にあわせて指導してもらえる。飛び級もできればおちこぼれもでない。
一、刑務所に入った人達には、なにか彼らに合った生産的な仕事を選ばせ、あてがうべきではないか?

 塾でなくても、家庭学習とか家庭教師でもいいけど。要は進度を自由調整できないと、IQがクラス平均のやつならできたりできなかったりして楽しいんだろうけど、それ以上の人にも以下の人にも無駄な時間でしかない。
 で、刑務所に今も作業所みたいのあるんでしょうが、寧ろもっと種類ふやすべきでは?
 その土方の息子は、ドカタノムスコと呼んでる通り、工務店のおうちだった。であれば粗野なくらいじゃないと耐えられないのかもしれん。僕は建築勉強してたころ建設現場みせられたけれども、あれは僕だったら割と耐えがたいかもしれない。体育会系でもラグビーとか好きな人じゃないと無理かと思った。
 自分は、小学校でも漫画イラストクラブとかいうので放課後に『YAIBA!』だの、一人でクラスの棚の後ろにおいてあった『吾輩は猫である』を家までもってきて読んでたし、まサッカー少年団も入ってたが最初から比較的文系ぽく、中学はソフトテニス、高校もテニスだったけどあとで美術部に行った。で専門にクラブなんてのなかったので入ってなかったし、今も通信制の大学だしお年寄りの趣味サークルみたいなのしかなく、入っていない。
 今まで生きてきた全体で思うのは、土方の息子はどう転んでも自分にならなかったのではないか? 粗暴な人に向いた趣味や仕事があり、誰でも向き不向きがある。

 授業を妨害してたやつら、男女どっちも。あの人達だってなんかの仕事に就いてきっと立派だかはしらんけど、なんとか生きているであろう。僕は僕で、太宰治の『黄金風景』みたいな話になってきたが、絵描きになろうとしたり建築家になろうとしたり起業まがいやってみたり試行錯誤して何とか生きている。
 であれば、刑務所に入ることになってしまった人達も、彼らに向いた仕事が本来あるわけで、それがどんな種類かわからないが所内で職業検査やって、一番向いた仕事を見つけてそれをやってもらえばいいのでは? そしたらいくらIQ低かろうと性悪だろうと、死刑にするこたーないのでは? と思うのだが。

 なぜこれを書いたかというと、自分のつきあってるその自閉の人が、退屈だ~なにやってもつまらないと年金もらいながらいつも言う。こっちは必死になっても儲からないのに向こうは楽してる様なもんだが、自分も性格がいいのでなんとかしてあげようとしてゲーム作ってあげたんだけれども、向こうはゲーム嫌いだとほざく。
 それでも退屈だ~退屈だと、ちょうど船の中で発狂しかかっている星の旅行者みたいなことをいう。つまり光なのであるが、それはいいとして、まーたしょうがねえからゲーム作ってやるしかねえのかと用意はじめたのだが、なんか無性に腹がたってその原因を自己分析したのだ。
 足引っ張られてるのか?

 ちなみに、BIでタダでくらせる様にしたら、相当多数の人達が、その学習性無気力の権化状態の自閉人みたいになることは、恐らく確実である。無能な人は義務がなければ安きに流れ、怠惰に耽る。しかも性悪だと小人閑居して不善をなしさえするだろう。その自閉人は性格はましで多分不善までやってないが。
 なぜその人が年金もらえるかというと、精神障害の認定もらってるからなわけだが、BIとは、すなわち全国民を精神障害認定するみたいなもんだろう。最低限度の文化的生活保障への捕捉率をあげても決しておちぶれなかった北欧と違うかもしれないが、現実みるかぎり無能は限界まで堕落しきってる様である。