2019年8月14日

資本主義は信じる者を絶滅危惧に追い込む邪教

一刻も早く死ぬ以外に何の人類への貢献もできない不徳な老人は、ますます子供を産み育てられる若い女性を含む人口へ負担を浴びせるため守銭奴に耽る。この負の連鎖を生じさせている根本原因は、例えば儒学の軽視である。君子三戒の老人の貪への戒めを無視、若者も堕胎や避妊の上で淫行に耽る。
 では儒学を侮蔑させているのは何か。或いは欧米圏でいうキリスト教ユダヤ教、中東圏でいうイスラム教の代わりになぜ人口維持に繋がる私徳が与えられないか。第一に明治期の西軍がもっていた表面だけの西洋かぶれ、第二に戦後知識人の表面だけのアメリカかぶれの2つだろう。徳を学ばず制度だけ真似た。一方、仏教はそもそも全人類絶滅を理想としている終末思想である。だから少子化は、この宗教からみれば望ましい。神道信者にとって国家消滅が不都合なのは奴隷化した徴税信者が減るからだ。それで自民党内の神道信者連中は移民導入で無理やり人口減を解消しようとした。
 老人と18歳に近い若者に都合がいい政治をするのは、自民党にとって最も合理的な選択肢だろう。老人人口の方が多いし若者ほど世間知らずだからだ。若者の無知につけこんで少子化は無視し、中年に負担をおしつけても政権は維持できる。若者は犠牲を犠牲と感じるほど賢くない。だから移民政策なのだ。
 中年一般の中でも現体制から何らかの恩恵を受けているか、その中に順応してうまくやれていると感じている保守派は、自民党のその種の朝三暮四に共感している。それで自民族優越感をもちながら種族単位で自滅の道を択んでいる。伝統宗教のない空虚な資本主義者が絶滅危惧化するのは大いなる皮肉である。