2019年2月18日

世知にどんな意味があるのか

自分は専門学者になることにあまり興味をもてなかった。代わりに博物学的な一般教養から、最後の学問である道徳哲学に至る総合に興味をもった。だから最も広く学べる教養学部に入って、休むことなく勉強してきた。神的な全知に一歩でも近づこうという僕の努力は、一体どんな意味があったのか。自分にわかった有限の知識に。勿論これからもこの努力をやめるつもりはない。
 自分に或るストーカーの様な男が2ch経由で悪戯電話をかけてきたことがあって、それで猛読書をやめてしまった。毎日何冊も本を読んで、必死に勉強し続けた末にそんな仕打ちしかないとしたら、自分がしていることは全く無益有害なのではないかと感じたからだ。しかもその直後に、親友が僕を裏切り、女と山奥に逃げて子供ができたというのも知った。更に震災と原発事故まであったが、やはり毎日勉学を続けていた。
 その後、僕はアメーバ・ピグというSNSに入ってみたのだが、その中でもとんでもない極悪人達が2chと変わらない蛮行をしていた。しかし以前に2chで僕がされたことを前提に、僕は今度は逃げずに戦うことにした。5年近く毎日24時間体制で戦闘を続け、荒らしの殆どを駆逐することができた。結局、その様に政治的行動をとって具体的力で駆逐する以外で、人類の一定の部分が日々行っている匿名での荒らしの様な、悪意あるふるまいは防止できないと自分は知った。もうただのサイコパス1人~2人しか残っていなかったし、彼らも勢力をもっていなかったので、僕はアメーバピグをほぼやめた。(アメーバピグで有ったことをまとめたブログ『アメーバピグ史』
 その後、流行していた荒野行動を覗いてみたが、殆どは子供が蛮行をしているだけだったので、呆れて前からアカウント自体はもっていたが、ブログの自動投稿以外では放置していたツイッターにきてみた。
 ツイッターを本気でやってみて3ヶ月経つが、そこで俗受けしている二流以下の文化人もどき達の相当部分が、実に低劣な人格で、少しでも気に入らない言論(しかも殆どは彼らより正しい意見の持ち主)を封殺する為ブロックしているのを見知った。匿名・偽名の荒らしアカウントは2chやピグよりは少ない。
 結局、僕は父親から「世間知」の必要性を促され、ネットを介し人類の俗界を多かれ少なかれ観察してみたのだが、確かに俗世間の有様というのは大分わかったにせよ、知ってもそれが立派な知識だとは全然思わなかった。海千山千というが、自分が凄まじい戦いで狡知の一種を手に入れたのも確かとは思うが。