2019年1月27日

大阪なおみ氏の国籍問題に宛てて

何重国籍でどんな血だろうと完全にどうでもいいと私は思うので、日本法も多重国籍認めればいいです。他方で赤の他人の業績を共同体意識で無能な自分達も笠に着れるみたいな考え方は、単なる同一化に過ぎない上に、集団間でのひいき・差別の競争的敵対関係を無意義に強化するからかなり有害と思います。
 万が一、自分が死ぬほど苦労して何かの業績を達成したとして、それまでなにひとつ助けもしてくれなかった陰湿な群集が突然手のひらを返して仲間ぶってきたら、本当に嫌な感じでしょう。その群集って他人の業績に乗っかって自分まで有能気分に浸りたいだけのろくでなしどもだし、国籍争奪戦は実に醜い。
 大阪なおみっていうこの人が好きにどっかに帰化するだか、国籍選ぶだかすりゃいいのであって、赤の他人が自分の名誉欲しさのためだけにこの人の業績を突然群れて我田引水しようとするのは、本当にうんざりする俗悪な利己主義者どもだなとしかいいようがない。ナショナリズムの醜悪さを感じる話だ。
 世界1位になったらいきなり仲間といいだすが、名も無き苦労人の頃には唾を吐き差別し搾取しひたすらばかにしてきたような衆愚に、誰だって仲間ぶって欲しくないでしょうよ。大阪さんの場合は日本側にいいコーチがいたようだが。大事なのは国籍じゃなくて普段、全く無名の人の努力を助けているかだよ。