2012年7月8日

民衆政のおちぶれと道徳貴族政

気味のわるい、低俗で動物じみた堕落しきった夫婦が金をよこせといいながらテレビを闊歩するまがまがしい光景。貞操観念のない男女が恥知らずさを大衆にばらまく装置でしかないテレビは、それを及ぼす俗物民衆とともにすぐ滅びさるべき。
 子をふやす人間が同時代的に侮蔑感をいだくべきあさはかで、すこしも模範にたらない反面教育的な、不潔でだらしないおちぶれた人々だとはこの時代はちかい将来もむくわれそうにない。子は遺伝子をうけついでいるのだからそのちかい将来世代はおちぶれた状態で生まれるわけだ。

 大衆的な民衆政治は岐路にたっていて、かといって日本に於いて皇族による独裁的王政へは当然過去の悲惨な経緯からかえりえないのだが、さらに南西日本系の邪悪な成金しかのさばりそうにない資本にもとづいた所得の差別はこういう時代にとってよい貴族の資質ではなさそうにみえる。
 ひたすら高貴で高潔な道徳をおいもとめている人々だけが尊厳をたもち、社会にとってあこがれと目標になりえる。そして古代からこの真相は一貫している。