我々が何も持たず、何もできず、ある創造的絶望、例えば悪なるものへの対抗とかその殲滅、粛清、絶滅、排除につかえる全能力のうち群れ間に伝わる限りある法道徳系の情報量といった定め、之らを上回る圧倒的悪種たちの集団が戯れる関西土人達の悪業の底で蠢く醜悪の地獄、惨めな同質性淘汰による破滅、
informel絵画に見られる様な一般的な無秩序さに近い混沌的社会に尚希望を見出そうと努力か尽力する意図は。文明国の威信へ掲げた名誉とか地位は全く無意味な空疎の張りぼてだと悟り乍らなぜ甚大すぎる、計画された通りに蔓延る悪と戦う。
それらの迷いきった民衆を相手取る連中がいかに自らの愚劣さを自覚したにせよ、事態は一向に好転しない。単に、世界のうえに広がった偽善や選良気取りの跋扈、種の間ならびに種内の酷い競争、奪い合い、罵り合い、下種達の自尊心同士のぶつかり合い、端的に人類史の有様はいつも定常的で翻らない。
できる限り英雄ごっこの巧い種に着く。身の安全と誉れを守る為に。国家とか威厳の全ては単なる男性的ゲームで、それを眺めるどんな人種も呆れかえっている。
異星人は人類の差異を多くの場合微細にしか感じないにも関わらず、いがみ合いは半永久に終わらない。利己の種を植えた生命の始原者は最も残虐な呪文として、生存競争の
則を無限に深く与えた。神という理想の姿に縋りつく者はそのうずくまった地底で空の向こうに光輪を待望するが、それさえ当為としられている限り似た仲間や彼らの中でのつまらない立場しか得られない。半閉鎖された凡百な星で暮らす卑小な生命体の驕り等全く省みるに値しないのだが。