2011年8月6日

京都風について

人類が生み出すどの文化も固有の負い目によっている。 倭の王は中国への対抗を旨に独自の建国を定義したがった。列島の周辺民族を侵略し、つくりごとの神話を胤に騙してその領土から税を奉納させる為の偽造物語を流布した。これらの為に倭にうからたる正統さがある訳ではない。単に中国へ遣った舟が先に届いた。そして文字を使いその中華視を小型の中国として列島で初めたのみ。

 理として見なした自民族中心主義が倭を自己神話化させたし、それは中華思想の真似だった。今日でも関西圏と呼ばれるかなりの期間、倭の王が定着した文化にはこの小中華思想が広くしみわたっている。彼らは排他的で悪質に、古残ではない部族や人を癖として蔑視する。この京都風とよべる傾向は、倭が中国文明の借用で日本列島の王座を独占してきた悪風の為だろう。