2010年11月2日

生物学

文化形質は伝承される。後天的に獲得もできるが精確には遺伝しない。そして遺伝の上でその文化内に於いてえり好みされるのが、文化形質上で優位な結果を示せる様な学習できる遺伝形質である。但し、希に突然変異として殆ど先天的にこの特定の選好用文化形質を生まれもつ個体が出現すると決定的有利さを示し、種そのものの形質が当個体を中心に進化の場な特定地点から漸次いれかわる。だから、進化とは本質では環境誘因に依存しており、その場で行われゆく種内競争の結果として特定の能力への変化が誘発後、性選択されて生じるもの。
 進化の為には文化形質として特定化される何らかの社会からの誘因が必須であり、多細胞生物以上では進化は完全に環境のみに依存している。多細胞生物は増殖への変化をこの種の環境変異に併せて行ってきたのだろう。ゆえ生き物の多様さはみな環境からの誘因の、つまり性選択を含む適所の多様さから生じている。