2010年7月30日

人類生物学

美人か美女が有名になる都市では、いわゆる婬売やそれを生業とした商業がはびこっている場合が多い。これらの相関は場所誘因が不安定で中継的形質の機会が長くつづいていたので、何らかの珍しく単独の適所内では発生しにくい形質を誘惑する形質が能力で優位となる因果にある筈。種の美醜は種内の定常観にしかありえず、これらの定評は既に中産化された都市部でなので、大多数をそれぞれ似た、競争の激しく行われないほぼ同質の雌集団で占めているといえる。宗教の為自然適所の侭では上述の傾向がある世界に、逆淘汰が掛かる場合にはこの美人らしさが心理か内面の魅惑へと納まりがち。これとは異なり雄性形質や雄々しさが強調される、美醜とは殆ど関係ない特徴が明白とよばれる都市域があるとき、ここは何らかの条件の為進歩した形質を淘ぎ易い誘因があったといえる。全て人類が進化した生態を得るのはこの適所からに限られる。競争誘因が特定の性特徴を強化する。よってこの種の英雄か雄飛の場所では最も競争の負の側面、敗退者の死滅と犠牲が生まれ安く、結果その場で表徴種というべき層へは強い淘汰圧の為に一般的美醜とは異なる、但し多くはいずれ他の種集団へも伝達され広まる形質や気質が定着する。
 おおよその雄間競争の因果は資源の占有率。この為英雄さは大多数の劣った雄の犠牲を元に以前とは異なる習性となって示される。より高い資源の占有率はそれらに値しない雄を攻撃的に支配して可能となるので、攻撃を被った雄は傷つき、多くは通常の経済行動へも支障となる何らかの心身に渡る障害を負う為さらに一般的美醜という競争から免れた他の地域でいう最大多数の健康さの目安からは逸れて行き易い。但し獲得形質にこの競争が限る事が殆どなので、犠牲となった劣った雄は遺伝子そのものについては、他の適所からそこへ入り込めば絶滅しかねない安穏たる通常の雄より強壮さで勝る傾向がある。結局この雄性形質と美醜の取引は生き残りの最低必要条件へのみその場での審美的強調を許す。故これら競争誘因の強い資源量に優る適所で都市化された品種はほぼ男女に限らず一様の特徴を帯びるに至る。又普通この都市部は外部からの侵入が容易であればあるほど強い競争状態が生じるので開放的。喧嘩やいざこざ、犯罪率はこの種の適所で最も多い。
 都心化は過密を意味し、普通この居場所は再生産率の過剰によって生じる。乃ち美人都市とよばれる適所が過剰に継続しつづけると、その人口比率が他の世界より高まりすぎる結果一定の奇形化した気質、いわゆる密度効果が用いる奇種誘因が支配的となる。この歪みが定常になると奇種自身が呼称を帯びる。そこでの美醜感覚、つまり健康さや健全さの標準は他一切の居場所とは大幅に異なる様になる。我々が王者を見るのはしばしこれらの奇種誘因の窮まった場所で、彼は他全ての同種と異質な形質へ自らの習性の変形で至り着く事を通し自らの異常さを偉大さと誤解させようとする。いわば王らしさとは擬態の定例化。そしてこれらの集積は雌雄をとわず異様な形質、奇形な種として我々の見る遺存した人口に記印された習性系をごく一部の適所へのこしていく。結局、多くの場合都心化の因果はこれらの奇形人口比の希さの為彼らの生存比率を保護によって維持させようとする遅滞した環境収容力だろう。幼型化の多くの結末は彼らを一部の遺存種を除いて除去してしまう。つまり人種の完成はその固定化してしまった異様さに等しく、人類も又そこから進化して行った品種に比べればこの都心のうえで居残り、人類であった祖先の習性を留めていくらかの狭小な都市で居残るかもしれない。