社会環境へ期待する
ものがあるとでも? そこは
ほぼ隙間なく埋め尽くされた滑稽な
生命体ぶった蠢く何かが
きみを貶めるだけの
一体、本気で教師の言う
嘘八百の物語を信じてた? それは
ただの、政治屋さんがつくりあげた小話
たとえば特攻隊とかほざいて
飛んで火に入る夏の
もういい。聞き飽きた。だから
私は庭の隅でなげうたれたポリカーボネートの下から
見つけだしたそのぴょんぴょん虫でもいいから
コオロギとまちがえて、
潰す
人間どもが一人のこらず
地表からすり潰される
仮にそれが
かれらへあらゆる悲劇を与えるとしても
私が見たいのは
あの嘘ばかりついて私たちを騙した教師を
税金から搾り出した高給を食んで
私達こどもへ
悪意の許すあらゆる暴力を尽くした野蛮人を
一人残らず地上
からみなごろしにすること
その教師は、痛みで金切り声をあげる子供を
竹刀で叩きながら、天皇を崇拝しろ! と叫んだ
そして私たちは泣きながら無理やり何度も殴られるため
何倍もある図体の目の前へ立たされ、
「お前は人間の屑だな」と言う体育教師から
私は、その様な虫が
親の狂信のと違ってまったく話すに足らないどころか、
この世で自称民主政治のおままごとへ寄生した
サイアクの害虫だと思った
ヨーロッパ人でもなく
そこのクラシックを間違った意図で、号令がわりに流す
気違いの運動会で、発情期のメスへこびるため
全速力で走らされる。苦しみで黄変した
変な息を嗄らしても
もし嫌がれば命はない。子ジャップのラットレースよーい
だれひとり救い手はいない
しゃべれば殴られるか精神病院へ連れていかれる
「屁理屈を言うな」と、竹刀を持った体育教師が
彼の何倍も小さな少年をたのしそうにぶち叩く
赤く爛れた血まみれの肩の辺りを、たのしそうに叩きまくる
私の足元でその虫は
汚い液を出しながら潰れている。死ぬべき
人間は死ぬべきなのだから。馬鹿すぎる虫は
勝手に進路へ踊り出してきたのだ。
閉じられた教室で子供を相手に暴力すればどうせ
だれも覚えていないと信じていたんだね
もう遅いが、虫よ。腹わたを己の中へ詰めるがいい
無邪気な子供にはそれが
悪魔にふさわしい因果だと判る