2009年4月19日

土建業の砂糖粒

東海道線の移動速度を上げることは財貨の流動にとって、もっぱら最善の基盤開発なのだと言っていい。

ここから、道路法および鉄道事業法に於いてその空中および地下へも敷きうる線路や高架を別の所有者へ売り出すような権利、つまり『空中権』や『地下権』を整え直すのが迅速な業者間の新敷設競争をいざなう、景気づけの良策だと思われるだろう。

そしてそのための端緒は国土交通省の利権拡大を意味するのだから、方途を教えさえすれば明日の地位危うき某――土着の土建屋票(組票)と戦後復興期から癒着する――エセ官僚連中も、蟻へ知らせた砂糖への道筋の如く何一つためらわず暗に明に、ロビー活動を開始するに違いない。というのは冗談でいいが。