2008年2月21日

マラソンコース

台風的飽きやすさの民族的克服法として、マラソン競技の加熱は必要か。韓国では国民的娯楽として、偏在する峠を行き交う登山が慣習化されている。この効果は国民総力戦となれば底力として働くかもしれない。
 日本の急峻な山岳を日常に登り降りするのは容易な習慣づけではない以上、我々は身近な国土環境を再整備して、風光明美なマラソンコースを各地に量産しなければならない。さもなければ国民の体力において、徴兵制も加わって若者に運動信仰が盛んな韓国文化に、大差をつけられるかもしれない。
 尚、このコースは危険を避ける為に、歩道・コース・自転車道を可能な限り分けて設置されねばならない。というのは高齢者となれば運動も散歩の速度が限界となるのだし、サイクリングは最も接触が大事故につながり易い。単純な路面への線引き区分においてはより頻度高く追い越し車線の必要な順に、車道の左側通行に倣えば、歩道・コース・自転車道の並びで造る事が原則かも知れない。
 因みに、もし車道と並べて設置したければ、可能な限り排気ガスを排除する為の垣根をもうけるべきだろう。如何なる競技も健康強化の道だから。形だけではなく密閉した排気の遮断に、美観の基準も据えられるべき。巨大な幹線道路沿いにしばしば見受けられるプラスチック製ないしは強化ガラス製の遮音壁を参照にせよ。その中には密閉性が高く、透明度が高いから風景を観賞するにも邪魔にならない、調度よい好例も既存する。