衆愚にとっては世界宗教が必要である。
封建政治家が愚考した如く、生計と娯楽において愚民化した市民を飼い馴らすといった官僚主義は極めて不条理でしかなく、国家運営を斜陽に誘う他ない。
その破格には「教育の自由」が独立した私立権限として確保され、直も「言論の自由[限度基準含む]」が明文化された当然の命題であれ。
世界宗教と教育と研究の自由とは、文明を向上させる為に自明の組成である。
末端労働者足らざるを得ない愚衆を救済する為に、世界宗教は必須と考えられねばならぬ。
彼らは信仰の為に生きる事によってのみ、同時代社会不適応個性からの制約を便宜的に脱し、福祉的使命感について救いを得るだろう。