2006年7月20日

生について

様々の個体が独自の生活を経る。彼らは一様に種内多様性の媒介。理想人も死の事情を免れ得ず、また免れないべき所以は、彼らが有性生殖を生業とする哺乳類である所に還元しうる。或いは今日に最適化した個体よりもずっと、明日は今日の落ちこぼれが最適な環境が生ずるかもしれない。
 ならば、生きることは自体が善。そして生きることの普通の善は、文明の創作、生産に合理的な環境のrecreationへ貢献する事。
 もし君が人類という種の進化の先において最良の模範たる個体ならば、理想を最高善とみなさないわけにいかないだろう。それは知能の啓発を目的化するなかで善の実現を図る生活の仕方に他ならない。