君が生活している世界は、4次元として運動している。宇宙は君の想像力の中で「事実」として始まり、対称性をどんどん崩しながら延長していく。精神しか理由を問えないのだから、宇宙は精神によって創られていると言うことができる。けれども、人は地球という天の川銀河の太陽系の1惑星に発生した有機体の過程に過ぎないのだし、精神は何も超越的な形而上観念ではなくて、そういう人の頭脳が有するようになった思考のsystemでしかない。言い換えれば考えるということも四次元時空間の運動に還元できる宇宙の形である。
そこで思うのだが、宇宙がなぜ始まったのかと問うことは精神独自の抽象思考作用であり、必ずや科学では答えられない。どうしてかと云えば事実を追ってもEnergieがどの様に世界を造り上げているかしか分からないからだ。要するになぜという理由に解答するのは人間精神の仕事なのだ。だから私は、人間こそがCreaterだと主張したい。
宇宙に終わりがあるか否か、もしあるとすればどんな風になって行くのかを我々はよく調べていく必要がある。そこにも新しいhintがあるかもしれないから。
第一に、最初の対称性の乱れを引き起こした原因(それがEnergieの証拠なのだが)を究明しなければならない。そうすればどうしてentropyが増大するのか、その仕組みも分かるだろう。うまく行けば宇宙がどんな風に構成されていく運命にあるのかも理解されてくる。そして宇宙の未来像についても予見していくことができるだろう。
カオスが永久に広がっていくのか、それともある時点で別の展開を取るのかを知るなら、それは地球から産まれた生命体がどの程度の先まで生存する見込みがあるかを明らかにすることができるかも知れない。
仮説。宇宙は精神自身が創り上げるgame programであり、それを遊ぶ為に精神は思考作用として実在する。しかしこれは独我論的超越一元論とでもいうべき思想の一種に過ぎないし、科学へ半永久的に随伴できるようなideaだとも思われないから、精神一元論としての哲学的仮説に留めておくしかない。
相対宇宙観とでもいうべき複数の宇宙が存在する、という考えがある。Inflation理論の延長上にあるものだ。それは精神の実在、我思う故に我ありを相対化する可能性がある。即ち精神が偶然の産物である、と証明し得るかも知れない。だとすれば上記の精神一元論は浅考でしかなくなる。なぜなら偶然の産物が宇宙を想像で創り上げたというのはつくりあげに過ぎないだろうから。
最初のEnergieが発生した経緯を厳密に証明する方法。4つの力の創造的過程を数学的に論証せよ。ホーキングの宇宙modelが後に収縮に転じて潰れる、という観点で完結していなければならない根拠。それは宇宙が寿命あるという意味で、生命の絶滅をも必然づけるが故に、アインシュタイン的定常宇宙modelより人間原理的ではない。なぜEnergie不変則が成立するか、理屈と原因。それは全現象は対称性の揺らぎにすぎないから。しかし、なぜ最初の「対称性自体」が存在するのか。この問いは間違っている。なぜなら対称性の完全な均衡は無限に等しい対生滅であり、言い換えれば無自体だから存在しないと定義するのが正しい。
宇宙modelを形成する理由を中正的人間原理に置くことが科学的であるか否か。人間原理を導入することがそもそも科学的か否かが問われなければならない。永久の生存と文明的繁栄という地球の知的生命にとって本来固有の希望を含めたmodelを中正人間原理的に選択する行為が科学的であるかどうか考え答えよ。
虚時間の導入で特異点を解消し、あらゆる存在を普通化し得たとして、どうしてホーキングは最終的に再びあらゆる時空が終わるようなmodelに至ったかの論理的processとそう考えた根拠。
Entropyの増大が具体的にどんなmicro物理、量子力学を辿って成立するのか。それが将来的に無際限かどうかを調べよ。Macro levelではどうなるのか。相対論の歴史的敷衍及び両者の関係。引力の理屈と光速度不変の由縁。もしもあらゆる存在が対称性を物質の運動に変換しただけに過ぎないとすれば、宇宙斥力は必要に駆られた突飛な無根拠定数では無く、万有斥力と呼ぶべき反引力の新種の力なのではないのか。
ならば、その観測上の証拠から帰納して、十分な天文学的説明をし得る体系に繋げよ。
なぜblack holeは造られたのか。その道徳的理由。どうしてなら、そのお陰で宇宙飛行士は常に万が一の多大な恐怖を感じていなければならない。物理学的に幸福とはどんな作用なのか。思考とは何の意義を持つのか、未知の万有理論から演繹せよ。
人間存在あるいは精神作用の物理学的根拠と、その意義を答えよ。文明とは物理学的にどんな行為なのか。