鈴木雄介ブログ
2025年12月20日
深すぎる愛
だれも追いかけてこない夜に
君は絶望のあまり泣いていた
宇宙自体に疑問がある
もし神がいなければ
なぜ僕らは生まれた
君の絶望はあまりに深すぎ
それゆえ神すら恨んだ
もし生まれてきさえしなければ
でも星のめぐりゆきは
いつか僕をも融かして消えてしまう
あの裏切り者たちも
くだらない人たちも
ある意味でそれは救いだった
もし生まれてきさえすれば
万物のめぐりゆくなかでまた
君の存在が一つの姿になって
僕の心を伝え続けるだろう
歌より多く
星より速く
たとえ愛が深すぎると相も変わらず
君がどれほど嘆いていても
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